先日、長男が1級の3度目の受験をしました^_^;
1級以上は、課題ごとの合格ができることになっています。
合格できなかった課題のことを「課題残し」と呼ばれていて、
2回目以降の受験時に「課題残し」分だけを受けることになります。
1級の課題内容は?
エレメンツ(必須要素)
- ワルツ・ジャンプ
- シングル・トウ・ループ・ジャンプ
- シングル・サルコウ・ジャンプ
- ジャンプ・コンビネーション(1+1)
- アップライト・スピン(5回転以上)
セットパターン・ステップ
- フォア・チェンジ・ハーフ・サークル(右足からスタート)
- フォア・チェンジ・ハーフ・サークル(左足からスタート)
- ワルツ・スリー・ステップ(6小節で半円)
- バック・クロスとフォア・アウト・エッジによるカーブのステップ
※3,4は、決められた音楽に合わせて滑ります。
各課題のポイントは?
エレメンツ(必須要素)
まず、1はスリー・ジャンプのことです。
半回転のジャンプで、1回転半のアクセル・ジャンプの前段階です。
このジャンプだけ、踏切りが前向きのジャンプになります。
スケーティングレッグの膝をしっかりと曲げて、大きく跳びましょう。
2,3も、大きく跳ばなければ、単にまたいでるようになってしまいます。
これではジャンプになりませんので、助走をある程度のスピードに乗って、ポーーンっと跳びましょう。
4は、ジャンプを続けて跳ぶジャンプ・コンビネーションです。
1級では1回転を2回で、好きなジャンプが選べます。
だいたいの方が、1~3のジャンプを組み合わせて受けます。
長男は、先生から勧められたサルコウ+トウ・ループ・ジャンプで受けました。
この時は、1回目のジャンプを降りた時に、次のジャンプの姿勢の準備をしておかなければなりません。
サルコウ+トウの場合は、サルコウを降りてすぐに、左足を後ろへ引いて、左手と顔を正面に残して、右足の膝をしっかり曲げて左足トウを突いてトウ・ループ・ジャンプをします。
ここでは、左手と顔を正面に残す点がポイントです。下の写真の姿勢です。
気持ちが焦って、顔や左手が回転方向へ先に向いてしまっていたら落とされます。
2のトウ・ループ・ジャンプを単発で跳ぶ時も同じです。
5は、はじめてのスピンの課題です。
左足でスピンしますので、右足は太ももが氷と並行になるまで持ち上げます。
すると、右足のくるぶしが左足の膝の横になり、つま先を下へ向けます。
この姿勢をキープし、5回転が課題ですので、回転数が足らずに落ちることのないように、
余裕を見て普段から8回転はできるように練習しておきましょう。
1級エレメンツの難題は?
この5課題の中で、不合格になる確率が高いのは2と4でしょう。
先ほど説明したポイントが、意識していないとできないからです。
意識していなくても自然にできるようになった頃に、合格できるでしょう。
4がこの中での難題となります。
長男が、2は2回目で、4は3回目で合格できました^_^;
全て1回で合格できれば良いですが、1級からは少しずつ合格していくかたちです。
頑張って練習しましょう!