職場の建物の入り口に、ツバメが巣を作っています。
昔から、ツバメが巣を作ると縁起が良いと言われていますし、
会社が繁栄するといいな~と思う方が多いと思いますが、
現実問題として、糞で汚れて困る方もいるわけです。
見守りたい人と、糞で困る人。
動物好きの私としては、育児を頑張っているパパ&ママ燕の姿を見ているとほっこりします。
ですが、職場の清掃をして下さっている方が、糞の汚れで困っていたのです。
ツバメは綺麗好きなんですね。
自分達の育児部屋を糞で汚さないように、ちゃんと自分の巣からおしりを出してするんですね(笑)
雛達が成長すると、糞も増えるので、お掃除の方は大変だと思います。
でも、会社としても壊すわけにはいかなかったようです。
糞の対策で、重要視したこと。
お金はかかりますが、糞対策がされました。
巣が作られた場所によって、対策方法が変わってくると思います。
うちの職場では、非常灯の上に巣が作られました。
雨風がしのげ、すぐ近くにはエサが取れるであろう場所がたくさんあるので、
ツバメにとっては良い物件だったようです。
親ツバメが卵を温めています。
狩りへ行っているときに、対策のために脚立に乗って現場視察をすると、すぐに親ツバメが戻ってきて怒られたそうです(笑)
糞で通路が汚れないようにするためには、受けを作るしかないわけですが、
この非常灯の上に作られた為の対策として重要だったことは、消防法です。
会社ですし、受けを作ったために、非常灯が見えなくなるわけにはいきません。
ですので、
- 受けの天板を透明にする。(色付きだと非常灯が隠れるから)
- 天板が簡単に取り外しができ、洗えること。
- 天板が浮かないようにする。(設置場所の問題で、風が巻く可能性があるため)
このアイデアで、業者さんに依頼して作ってもらった物がこちらです。
これで、非常灯は隠れず、糞は透明の天板に受けられますので、お掃除の方が困ることは減り、通路を歩く人にも被害がなくなりました。
そして、雛が通路へ落ちることもありません。。。
今は2回目の育児がされており、1回目のある時、通路に雛が1匹落ちていたそうです。
巣へ戻されましたが、その後、巣から顔を出す雛の数が減ったので、どうなったかわかりません。。。
非常灯の幅が狭いので落ちたと思われますが、この悲しい出来事から親ツバメも考えたようです。
今では、母屋の巣の横に増設されており、まるでソファで寝るお父さんのようになっています(笑)
お父さんがソファへ出たことで、雛が落ちる可能性は減ったかもしれませんが、
もしまた落ちたとしてもこの受けに落ちるので、雛が受けるダメージはずいぶんと軽減されると思われます。
この天板は、ツバメの子育て期間が終了したら、外される予定になっています。
そして、また来年も巣が作られたら、また天板がはめられます。
人も動物も、お互いが幸せに共存できますように☆